春の香りを味わう、タラノキの若芽のおひたしと茹でダコ
シャキシャキ食感!タラノキの若芽のおひたし作り:旬のタラノキと茹でダコで楽しむ春のごちそう
暖かい春の日差しとともに、ほんのりとした苦味と爽やかな香りがたまらない「タラノキの若芽のおひたし」をご紹介します。さっと茹でるだけで、タラノキ特有のシャキシャキとした食感が生き、口いっぱいに春の息吹を感じられます。若芽の茎が太いからといって、茹ですぎると食感が悪くなり、水っぽくなってしまうので、短時間でさっと茹でるのがコツです。太い茎も意外と柔らかく、ほうれん草を茹でるように、さっと茹でてすぐに冷水にとることで、シャキシャキ感が保てます。ピリッと甘辛い、つけダレのコチュジャンにつけて食べるのが最高ですね。そこに、噛むほどに旨味が出る茹でダコを添えれば、さらに贅沢な一品になります。タコの代わりにイカを茹でて添えても美味しいですよ。
材料
- タラノキの若芽(タラの芽) 1束
- 水 たっぷり
- 塩 大さじ1
- 茹でダコ(またはイカ) 1/2杯
調理手順
Step 1
この春の山菜は「ドゥルップ」とも呼ばれ、実は「タラノキの若芽」です。庭にあるタラの木から、こんなにみずみずしい若芽を収穫することができました。
Step 2
若芽の下処理は簡単です。ペティナイフを使って、若芽の茎の少し硬い部分をほんの少しだけ切り落とし、太い部分の硬い皮を優しくむいていきます。これだけで、若芽を美味しくいただく準備は完了です。
Step 3
いよいよ若芽を茹でます。鍋に若芽がしっかり浸かるくらいのたっぷりの水を入れ、強火でぐらぐらと沸騰させます。お湯が沸騰したら、塩大さじ1を加えます。塩は、若芽の緑色を鮮やかに保ち、アクを抜く効果があります。
Step 4
お湯がぐらぐらと沸騰したら、準備した若芽を茎の方から入れ、お玉などで若芽全体がお湯に浸かるように優しく押さえます。太い茎の部分が柔らかくなるように、お湯の中で均一に火が通るようにします。
Step 5
若芽を入れてから、約15〜20秒ほど、ごく短時間だけ茹でます。茹ですぎると食感が悪くなるので、新鮮な食感を保つために、ほんの少しだけ茹でるのが重要です。すぐに引き上げる準備をしましょう。
Step 6
茹で上がった若芽は、すぐに用意しておいた冷水に浸けて余熱を取ります。冷たい流水でさっと洗い流すと、若芽のシャキシャキとした食感がより一層引き立ち、色も鮮やかになります。しっかり冷えたら、優しく揺するように洗ってからザルにあげて水気を切ってください。
Step 7
ザルにあげた若芽の水分は、手で軽く絞って取り除きます。あまり強く絞りすぎるとシャキシャキ感が失われることがあるので、余分な水分が取れる程度に優しく絞りましょう。
Step 8
冷凍庫から取り出した茹でダコを薄くスライスします。タコが少し凍っている状態だと、薄くスライスしやすくなります。お皿に、さっと茹でた若芽と薄くスライスしたタコを彩りよく盛り付けます。小さな器には、つけダレとしてコチュジャンを添えます。シャキシャキの若芽と、噛むほどに旨味が出るタコを、コチュジャンにちょん!とつけて一緒に味わえば、まさに春の味覚を堪能できるでしょう。タコの代わりにイカを茹でて添えても、とても美味しいですよ。