富有柿の団子(ホンシギョンダン):果実の自然な甘みでヘルシーに
富有柿で作る団子:砂糖控えめ、簡単でおいしい秋夕(チュソク)のごちそう
熟した富有柿(ホシ)を使えば、砂糖の使用量を大幅に減らし、果物本来の甘みで美味しいお餅を作ることができます。もちもちとした米粉の生地の中に、甘くてジューシーな柿のピューレと干し柿のピース、そして柔らかいカステラがまぶされており、豊かな風味と食感が楽しめます。お祝いの時期はもちろん、特別な日の家族のための健康的で美味しいデザートとしても最適です。
団子の生地の材料
- もち米粉 2カップ
- 砂糖 大さじ1(オプション、柿の甘さに応じて調整)
- よく熟した富有柿 2個(種と芯を取り除き、潰したもの)
- 干し柿 50g(食べやすい大きさにカットしたもの)
調理手順
Step 1
まず、もち米粉はダマにならないように、ふるいを2度かけてサラサラの状態に準備してください。こうすることで、生地がより滑らかで、もちもちとした食感に仕上がります。
Step 2
富有柿は、ヘタの部分と一緒に固い芯をナイフでくり抜いて取り除いてください。この芯は渋みの原因になることがあり、取り除くことでスッキリとした味わいを楽しめます。また、柿の芯を取り除くことは消化を助け、便秘の心配を軽減するとも言われています。
Step 3
芯を取り除いた富有柿は、スプーンで潰した後、細かいザルなどで裏ごしして、滑らかでクリアな柿ピューレを作ってください。ダマのない滑らかなピューレが、団子の生地の滑らかな質感を決定づけます。
Step 4
ふるいにかけたもち米粉に、準備した柿ピューレを加えて生地をこねてください。ここで、水ではなく柿ピューレで生地を作るのがポイントです。柿ピューレの水分量に応じて米粉の量を調整し、ベタベタせず、固すぎないちょうど良い固さにしてください。(お好みで、ここで砂糖大さじ1を加えて甘さを調整することもできます。)
Step 5
生地は、蒸し餅の生地よりも少し緩めの固さで、手で優しくこねて、粘り気のある生地にしてください。十分な粘り気があることで、団子が綺麗に形作られ、もちもちとした食感が生まれます。
Step 6
カステラは、外側の硬い耳の部分と底の部分をきれいに取り除き、フォークや手で細かく崩してから、ふるいにかけます。ダマがなく、サラサラの状態がトッピングに適しています。
Step 7
完成した柿の生地を一口大(約2cm程度)にちぎり、丸めてください。生地の中央を軽く押してくぼみを作り、そこに事前にカットしておいた干し柿を指の関節一本分くらいの大きさで入れ、しっかりと包み込んで丸い団子の形にしてください。中身がはみ出さないようにしっかりと閉じるのが重要です。
Step 8
たっぷりのお湯が沸騰したら、作った団子をそっと入れます。団子が鍋底にくっつかないように、時々優しくかき混ぜながら、団子がすべて浮き上がってプリッとするまで3〜5分ほど茹でてください。茹で上がった団子は、ザルにあげて冷水で軽く洗い、熱を取ります。(冷水で洗うと団子がさらにモチモチになります。)
Step 9
水気を切った団子を、準備しておいたカステラの粉の中に入れ、粉が均一に付くように優しく転がしてください。最後に、ひまわりの種を団子の上に軽く押し付けて飾ると、見た目も美味しい富有柿の団子の完成です。心を込めて作った柿の団子で、楽しい秋夕をお過ごしください!