香ばしい乾燥ネギの根っこで出汁を取る方法
捨てがちなネギの根っこを、風味豊かな出汁に活用しましょう!
ネギ(万能ねぎ・長ねぎ・小ねぎ)の根っこは、捨てずに乾燥させれば、香り高い出汁を取ったり、お肉を茹でる際や、美味しい醤油(タレ)を作る際に活用できます。捨てられてしまう部分を、お料理を格上げする隠し味に変えましょう。
主な材料
- ネギ(万能ねぎ・長ねぎ・小ねぎ)の根っこ 1束分
- 食品乾燥機(あれば。日干しでも可)
調理手順
Step 1
ネギを調理したり、下ごしらえする際に、根元から2〜3cmほど残して、ネギの根っこをきれいに切り取ります。通常は捨ててしまう部分です。
Step 2
切り取ったネギの根っこを、まとめて別のボウルや容器に入れます。こうしておくと、後で洗ったり乾燥させたりする作業がスムーズに進みます。
Step 3
根っこについている土をきれいに洗い流すことが最も重要です。流水で根っこの部分を優しくこすり洗いしてください。もし土が落ちにくい場合は、根っこを冷たい水に5〜10分ほど浸けてみてください。すると、根の間に挟まった土がふやけて、ずっと簡単に落とせるようになります。何度か丁寧に洗い、土が残っていないことを確認してください。
Step 4
きれいに洗ったネギの根っこの水気を切ります。まず、ザルにあげて大まかに水気を切ってください。次に、キッチンペーパーを広げた上に根っこを並べ、さらにキッチンペーパーをかぶせて、軽く押さえるようにして残った水分をしっかりと拭き取ります。水気がしっかりと切れていると、乾燥がうまくいき、カビを防いで長持ちさせることができます。
Step 5
いよいよネギの根っこを乾燥させます。食品乾燥機をお持ちの場合は、乾燥トレイに根っこが重ならないように均一に広げて並べます。60℃の温度で約3時間乾燥させます。食品乾燥機がない場合は、晴れた日にザルに広げて天日でしっかりと乾燥させても大丈夫です。根っこが完全にパリパリになるまで、十分に乾燥させることが大切です。
Step 6
完全にパリパリに乾燥したネギの根っこは、粗熱が取れたら、密閉できるジッパー付きの袋などに入れて冷凍庫で保存します。こうすることで長期間保存でき、必要な時に必要な分だけ取り出して、出汁を取ったり、お料理に使ったりできます。お料理に深い旨味を加えてくれる、天然の調味料として大活躍するはずです。