エアフライヤーで作る鯛の塩焼き:しっとり&パリパリの絶品
エアフライヤーで簡単!本格的な鯛の塩焼きレシピ
グルタミン酸やイノシン酸を豊富に含み、うま味とビタミンBがたっぷりな鯛は、疲労回復にも効果的な魚です。クセがなく上品な味わいで、低脂肪・高タンパク、カリウムやマグネシウムも豊富で血圧の健康維持にも役立つ、まさに海の恵みと言える魚ですね。今回は、そんな鯛の中でも特に高級な「真鯛(まだい)」を使い、エアフライヤーで旨味を引き出し、臭みを最小限に抑えた、簡単で美味しい「エアフライヤー鯛の塩焼き」をご紹介します。外はパリッと、中はふっくらと焼き上げる黄金レシピで、ご家庭でもレストランのような本格的な焼き魚をぜひお楽しみください。
材料
- 下処理済みの真鯛 1尾
- 塩 少々
- こしょう 2~3つまみ
- オリーブオイル 大さじ2~3(またはサラダ油)
- にんにく(丸ごと) 4~5かけ(お好みで)
調理手順
Step 1
まず、用意した真鯛を流水でさっと洗い流します。もし鱗が残っている場合は、包丁の背を使い、頭側から尾に向かって丁寧にこそげ落とします。鯛の鱗は大きくて硬いため、見落としがないようにしっかり取り除くことが大切です。
Step 2
すでに下処理済みの鯛であれば、ヒレの周りの細かい鱗やヒレ自体をきれいに整えるだけで十分です。鯛はそれ自体に魚臭さが少ない魚なので、米のとぎ汁に漬けたり、牛乳に漬けたりする手間を省き、そのまま調理しても美味しくいただけますよ。
Step 3
きれいに洗って整えた真鯛の水気は、キッチンペーパーを使って、表裏とも余分な水分が残らないように丁寧に拭き取ります。水気をしっかり取ることが、焼いたときに皮をパリッと仕上げる秘訣です。
Step 4
次に、身の厚い部分に包丁で切り込みを入れます。2~3cm間隔で細かく入れていくと、味が中まで染み込みやすく、火の通りも均一になってより美味しく仕上がります。
Step 5
真鯛を裏返して、反対側にも同様に細かく切り込みを入れます。こうすることで、塩味が魚の身の奥深くまで染み込み、魚本来の旨味を最大限に引き出すことができます。
Step 6
切り込みを入れた真鯛の両面に、お好みで塩とこしょうを適量、まんべんなく振りかけて下味をつけます。魚全体に均一に振りかけましょう。
Step 7
ここで一つコツですが、塩とこしょうがミックスされたシーズニングソルトを使うと、一度に手軽に味付けできます。表裏に塩こしょうを振った後、真鯛を常温で約30分ほど置いておき、味が中までしっかり染み込むようにします。この工程を経ることで、魚の身がしっとりとして味も均一に馴染み、より美味しい焼き上がりになります。
Step 8
30分ほど下味をなじませた後、真鯛の表裏にオリーブオイル(またはサラダ油)を大さじ1~2ずつ均一にかけます。
Step 9
ペストリーブラシや手で、魚の表面全体にオイルを丁寧に塗り広げ、コーティングします。このオイルコーティングが、エアフライヤーで焼いたときに皮をよりパリッと、食欲をそそる仕上がりにします。
Step 10
いよいよ真鯛をエアフライヤーのバスケットに入れ、190℃に予熱された状態でまず15分間焼きます。
Step 11
15分後、エアフライヤーから真鯛をそっと取り出し、裏返します。このように裏返すことで、両面が均一に焼け、より一層パリッと仕上がります。
Step 12
このタイミングで、一緒に添える丸ごとのにんにくを加えると良いでしょう。にんにくは焦げやすいので、最初から入れるのではなく、魚を裏返すタイミングで加えるのがおすすめです。裏返した真鯛の上ににんにくを乗せ、再び190℃に設定して、さらに15分間焼きます。このように表裏を返しながらじっくり焼くことで、外はパリッ、中はふっくらの完璧な鯛の塩焼きが完成します。フライパンで焼く方法とは異なり、油の飛び散りや臭いを気にすることなく、手軽に、そして驚くほど美味しく仕上がるのがエアフライヤー鯛の塩焼きの魅力です。鯛は身がしっかりしており、うま味が格別なので、箸でほぐすたびにその風味を楽しめます。普段あまり魚を食べない方でも、あっさりとして臭みの少ない鯛の塩焼きなら、きっと気に入るはずです。おうちで本格的な焼き魚を手軽に作りたいときは、ぜひこのエアフライヤー鯛の塩焼きに挑戦してみてください!