
体に良いスギナ(馬馬草)の煮物レシピ
体に良いスギナ(馬馬草)の煮物レシピ
抗炎症、抗菌、鎮静作用に優れたスギナ(馬馬草)で作る美味しい煮物料理
「スギナ」と呼ばれる不思議な野草をご存知でしょうか?牛が好んで食べることからこの名がつき、「馬馬草(うまうまそう)」という別名でも親しまれています。スギナは古くから、強力な抗炎症作用、抗菌作用、鎮静作用で知られ、薬用としても広く利用されてきました。特に血小板の凝集を抑制し、肝機能を保護するのを助け、さらに利尿作用を促進する効能も持つため、健康的な食卓に最適な選択肢となります。高血圧や結膜炎の治療にも使用された記録があるほど貴重な食材です。今日はこの貴重なスギナを活用して、美味しい煮物料理を作ってみましょう。スギナ特有のほろ苦さを取り除き、旨味たっぷりな煮物に仕上げます。
**スギナ(馬馬草)の下処理方法 詳細ガイド:**
1. まず、スギナの茎についている黒っぽい外側の皮をきれいに剥いてください。皮ごと調理すると食感が悪くなり、苦味が強くなることがあります。
2. 皮を剥いたスギナは、流水で丁寧に洗い、汚れや不純物を取り除きます。
3. 洗ったスギナを、塩少々を加えた熱湯で約1分間、さっと茹でます。これにより、スギナの青臭さを取り除き、食感を良くするのに役立ちます。
4. 茹でたスギナは、すぐに冷水に約1時間浸けてアク抜きをします。この浸水工程が、残る渋みや苦味を効果的に取り除く鍵となります。
5. アク抜きが終わったスギナは、ザルにあげて水気をしっかりと切ります。水分が残っていると、煮汁がよく染み込まないことがあります。
* 00:10 スギナの下処理方法の実演
* 01:19 煮物になったスギナの完成写真
主な材料- 下処理済みのスギナ 200g
- 醤油(濃口または薄口)50ml
- 砂糖 大さじ2(Ts)
- みりん 25ml
- 水 100ml
調理手順
Step 1
新鮮なスギナの茎についている黒い外皮を、手で優しく剥がしてください。苦味の原因となるため、丁寧に取り除くことが重要です。
Step 2
皮を全て剥がしたスギナを、きれいな流水で数回洗い、土や汚れを洗い流します。
Step 3
鍋にたっぷりの水を入れ、沸騰したら塩を小さじ1/2程度加えます。準備したスギナを入れ、約1分間さっと茹でてください。茹ですぎると食感が悪くなることがあります。
Step 4
茹でたスギナはすぐに冷水に取り、最低1時間以上、十分にあく抜きをします。途中で何度か水を換えると、より効果的に苦味を取り除くことができます。
Step 5
あく抜きが終わったスギナは、冷水から取り出し、手で軽く絞るか、ザルにあげて水気をしっかりと切ります。
Step 6
このように丁寧に下処理されたスギナを、煮物料理に使う準備をします。食べやすい大きさに切ってから使用しても良いでしょう。
Step 7
小さめの鍋やフライパンに、醤油50ml、砂糖大さじ2、みりん25ml、そして水100mlを全て入れ、強火にかけて沸騰させます。調味料がよく混ざるようにかき混ぜてください。
Step 8
煮汁がぐつぐつと沸騰したら、下処理したスギナを全て加えます。火加減は強火のまま、煮汁が少なくなり、とろみがつくまで約5〜10分煮詰めます。時々かき混ぜて、スギナに煮汁が均一に染み込むようにしてください。

