
滑らかなヴァン・ショー(ホットワイン)の作り方(ミシュランのコツ付き)
滑らかなヴァン・ショー(ホットワイン)の作り方(ミシュランのコツ付き)
ミシュラン星付きシェフ直伝!苦味のない、まろやかで上品なヴァン・ショーのレシピ
ミシュラン星付きレストランのシェフ、C. Hilliniak氏による特別なヴァン・ショー(ホットワイン)のレシピをご紹介します。一般的なヴァン・ショーにありがちな苦味、渋み、強すぎるスパイスの香りは一切なく、驚くほどまろやかで豊かな味わいが楽しめます。ホームパーティーや寒い冬の夜に、温かいひとときと心地よい香りを添えるのに最適です。
材料- 赤ワイン 1本 (750ml)
- 水 500ml
- オレンジ 1個
- クローブ(丁子) 12粒
- シナモンスティック 1本
- 砂糖 大さじ4杯(またはお好みで調整)
- 生姜 1~2かけ(厚さ約1~2cm)
- バニラビーンズ 1本(またはバニラペースト大さじ1杯、バニラエッセンス小さじ2~3杯)
調理手順
Step 1
下準備:
– **生姜:** 皮をむき、親指の関節くらいの大きさ(厚さ約1~2cm)のものを1~2かけ用意します。薄すぎないように切ってください。
– **オレンジ:** ベーキングソーダや酢水に浸して、皮をよくこすり洗いします。きれいにすすいだら、半分に切ります。
– **クローブ:** 半分に切ったオレンジの皮に、6粒ずつ(合計12粒)均等に刺します。こうすると後で取り出しやすく、香りが上品に広がります。
– **バニラビーンズ:** 縦半分に切り、ナイフの背などで中の種をしごき出します。種としごいたさやの両方を使用します。(バニラペーストやエッセンスを使う場合は、最後の工程で加えます。)
Step 2
ベース作り:鍋に、下準備したオレンジ、シナモンスティック、生姜、砂糖、そして水500mlをすべて入れます。ごく弱火にかけて、ゆっくりと温め始めます。
Step 3
バニラの香りを移す:鍋からかすかに温かい湯気が出てきたら、準備しておいたバニラビーンズのさやとしごいた種を加え入れます。火は引き続き弱火のまま保ちます。この工程で、バニラの高貴な香りが材料に優しく移っていきます。
Step 4
ワインを加える:赤ワイン1本(約750ml)を鍋にすべて注ぎ入れます。アルコールが飛びすぎないように注意しましょう。
Step 5
じっくり温める:弱火のまま、約20分間さらに温めます。この時、絶対に沸騰させないことが重要です。湯気がふんわりと立ち上り、材料の風味と香りがワインに十分に溶け出す程度まで温めてください(理想は70~80℃程度です)。
Step 6
仕上げと提供:出来上がったヴァン・ショーは、細かい網目のザルなどで漉して、具材を取り除きます。温かいグラスに注げば、香豊かでまろやかなヴァン・ショーの完成です。お好みで、オレンジのスライスやシナモンスティックを添えても素敵です。

